jazz life 2007 10月号

名古屋ー大阪を拠点に活動するヘヴィなインスト・バンドの3作目だ。ロスのMIでスコット・ヘンダーソンやジェフ・リッチマンらに師事した武藤祐志のディストーションを効かせたサウンドと、バークリー出身の清野拓巳による空間を切り裂くようなクリーントーン、このツインギターが織りなす世界観が興味深く、ときに対峙し、ときに融合する様にしばしば耳を奪われる。@でのゴリゴリとした高速変拍子やBでのフリー・フォームに展開されるインプロヴィゼーションなども聴き応えがあるが、今作では特に10分を超えるドラマティックな大作のFにその醍醐味が溢れていて、後半にかけての盛り上がりは圧巻。(高嶋正樹)